射出成形に発生する不良と対策
プラスチック成形では、それぞれの材料の特性を十分理解した熟練作業員が、不良の原因とそれに合った対策を講じなければ良好な成形品を作れません。弊社では射出成形に関して、マニュアルを作成し成形品の不良と対策を行っております。

作業員のレベルに関わらず誰でも良好な製品を作れるように日々改善を行っております。無論のこと、成形品の不良対策を施した場合には熟練作業員が最終確認を致します。
以下に、代表的な成形上の不良とその対策方法を紹介いたします。
代表的な成形不良現象一覧
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不良現象:バリ(パーティングに樹脂が流れ込む現象)
不良現象:ショートモールド(材料不足により不完全形状の成形物を生ずる現象)
不良現象:ヒケ(成形物表面に凹み変形を生ずる現象)
不良現象:シルバーストリーク(材料の流動方向に銀白色の条痕が現れる現象)
不良現象:フローマーク(成形品の表面にゲートを中心として発生する年輪状の縞)
不良現象:ウェルドライン(成形物表面に生じた成形材料の融着不良現象)
不良現象:ボイド(成形品の樹脂内部が収縮して真空の空隙を生じる現象)
不良現象:反り(離型後に曲がりやねじり変形が起きる現象)
不良現象:クラック・キズ(成形品の表面に細い線状のひびや割れが発生する現象)
